天狗山ボルダーで花崗岩と戯れる。ハテンゴ(初段)。

外岩

どうも、つぼっちです。

風邪の治りかけをこじらせて鼻水と咳が一向におさまらず、遠征する気力もなくジムで登るのも気が引ける。こういう時は人と会わないエリアに行くかー。

のんびり出発して天狗山ボルダーへ向かう。

玉野ボルダリングエリアのトポに掲載されているエリアの1つ。王子や深山に比べるとマイナーではあるが、面白い課題が沢山ある。全国でもトップクラスのガビガビ系花崗岩なので指皮を蓄えて行きましょう。

道が混んでいたが1時間ほどで駐車場に着。地元岩は近くて良いね。

アプローチはちょっとした登山。車から降りたらすぐ岩なエリアや、フラットで整備されたエリアしか行ってない人は悶絶するだろう。

山頂付近に着いた頃には汗だく。長袖フリースダウンは厚着すぎたか。

ハァハァ言いながらほぼ自然に還ったシダだらけの茂みを掻き分けてたら、隠れていた小岩に思い切り膝蹴りかまして阿鼻叫喚。

痛すぎて萎えた。゚(゚´ω`゚)゚。

登攀欲が急激に下がったので、景色の良い場所でお昼休憩。

ベースブレッド食べながらブログの記事を執筆する。1月とは思えない暖かさで、天気も良く風が心地良い。心なしか執筆も捗った。

1時間ほどのんびりしていたら体が冷えてきた。ピクニック堪能したし膝痛すぎて登らずに帰ろうかと一瞬迷ったが、登山した労力を無駄にしないためにも気持ちを奮い立たせて目的の岩へ。

ハテンゴ(初段)

薄被りからスラブにシビアなマントルを返すニッチな課題。好きです。

スタートやリップのホールドを触ってムーブ再構築して、とりあえず一回トライ。初手右手でリップからの左手カンテ取りでフォール。

下部もそれなりに悪い。

前回触った時は3月で20℃超えてたからか、今日は12℃ほどでフリクション良い感じ。

ルーティンのラジオ体操を済ませて、本気トライ開始。

スタートは顕著だが見た目より狭くて悪い。

右手でリップのわずかな凹凸を捉える。

左足顕著なジブ踏んで、抜けそうな右手を押さえつつ左カンテを叩く。

カンテにヒールして奥のスローパーにデッド。

ガバでもなくめちゃ悪いわけでもない絶妙なホールド。

右足をスタートに上げて、ここを持てと言わんばかりに配置された大粒を握り込む。

この粒はギリ3本かかるくらいの横長なカチピンチで、指先で全力おつまみする。

ここから核心。胸くらいの高さのリップにハイステップ。

重心上がると左手のスローパーが抜けそうになるのを必死に耐えながら、右足に乗り込む!

乗り……こめなーい!!

右手の粒を親指プッシュしようとしたけど上手くいかず、探ってるあいだに体が剥がれてフォール。

力入りすぎて首筋攣った( ̄▽ ̄;)イテテ

でも今のトライで登れるやつだと確信した。

日が照ってきてリップが温まりそうだったので、一旦横になりSFTフリース被ってレスト。

暫くすると曇ってきた。腕のパンプもおさまった今がチャンス。

最近愛用しているGUAR(グアー)の液体チョークを塗って、ワイズの粉チョークをつける。

焦る気持ちを落ち着かせて、呼吸を整えてから取り付く。

下部をミスなくこなして、

核心のハイステップ。右足が良いとこ乗った。

左手を良い向きに持ち直し、右手を全力で指プッシュ!

…立ち上がれない?!と思ったら、左足が上がってきた。

手が抜けそうで躊躇したが、意を決してハイステップ。左足がスラブ面に乗った!

もう落ちれないぞ。

必死で左足に乗り込み、藁にもすがる思いでガバにデッド。

水を得た魚のごとくリップに駆け上がる。

よっしゃー!!マジで、怖かった。

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嬉しすぎて思わず何度もガッツポーズ。

達成感半端ない。

飴と鞭(二段)

一息ついてから、近くにある飴と鞭を触ってみた。

顕著なアンダースタート。トポには足が乏しくて苦労すると書いていたが、スタートは良い足があった。

離陸して左上のカンテを叩く。悪い!いいとこ見つけれずに落下。

2トライ目で親指ポイント発見。とりあえず右足手にヒーしてみる。意外としっかり掛かった。

フェース面を探るも、なにもない。

カンテを抑えに行ったが、重心低くて少し寝てそうなところまで届かず落下。

3トライ目。それならばと左足高めのジブ踏んでから右ヒール。

さっきよりも重心上がって右手が高めのカンテに届いた。

若干角度が寝てて僅かな粒ポイントを見つけたが、動けるほど持てないしヒールが効きすぎてそれ以上右に乗り込めずビビって降りる。

そこからはムーブを色々試してみた。

①右足を最初から掻き込みにしてみる。乗り込めない✖︎

②右手でカンテ叩いてから右足を掻き込みに変えてみる。耐えれない✖︎

③カンテ叩いてから左足を安定するとこまで上げる。フェース面まで上がってきた!

と思ったら右ヒール抜けて激落ち△

リップにオレンジ色の苔?カビ?がびっしり付いてて滑る。指もオレンジ色になった。掃除すればフリクション上がりそう。

見出せそうだったが、疲労が溜まってきて危ない落ち方しそうだったから諦めた。

敗退!

パート2 SD(1級)

下山するか迷ったが、気になっていたパート2の岩に寄り道。

スタンドが3級だがSDからトライしてみた。

離陸からバランス悪く、初手が見た目よりも遠い。

3回目でようやくガバカチに届いた。

キタコレ!このまま完登や。

左ヒールして、左手適当に寄せる。

おや?動けないぞ?

左手探って粘ったが、予想以上にバランスもホールドも悪くて動けず降りる。

初手止まったら終わりやろと舐めてました。すいませんでした。

3級パートにしては悪くない?ムーブ見出せてないだけ?

その後もムーブ見出ず、、

敗退( ̄▽ ̄;)

帰り際に海側の景色を眺めてリフレッシュ。

明るいうちに下山した。

動画はこちら↓

まとめ

ハテンゴは岡山花崗岩のマントルの悪さを楽しめるので是非やってみてほしい。

飴と鞭も上部掃除してムーブ見出せたら登れそう。いつかリベンジしたい。

ただどっちもエリアについた後の岩までのアプローチが少々面倒なのが難点。

パート2はホールド欠けたと信じたい。誰かムーブ教えてください。

岡山の花崗岩は名作揃いだけど、指皮の消耗か激しすぎる&県外に登りたい岩多すぎて時間と指皮が足りない。。

インフルと風邪引いて落ち着いちゃったから遠出控えて地元の岩も通おうかな。

なにわともあれハテンゴ登れて満足な1日だった。

最後まで読んでくれてありがとうございました。それでは皆さん、良きクライミングライフを!

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