前書き
2024年秋、Bonに突如現れた期待の新人
トーマ(18歳)。
数年間のフィジーク(筋トレ)で作り上げた身体の強さを活かし、破竹の勢いで成長中の若者である。
クライミング歴3ヶ月でBonの2級を数本登り、次なる目標は外岩の初段完登。
折角なので、活気盛んなトーマの成長記録を綴っていこうと思う。
武庫川ボルダーアプローチ
今回はトーマが初段クライマーになる瞬間を見届けるべく、狙っている課題のある武庫川ボルダーへ向かう。
僕はレスト予定なので引率気分で同行。
彼は移動手段が自転車オンリーなので、始発電車で我が家の最寄り駅まで来てもらった。
無事合流しコンビニで食料調達して出発。
2時間弱で宝塚北ICに到着。SAでトイレ済まして無料のお湯飲んで準備万端。
武田尾駅に移動して駐車料金を支払い、指定された場所に駐車する。
いざアプローチ。
武庫川沿いの廃線跡を歩く。
武庫川の水は正直綺麗ではない。この日も謎の物体Xが大量に流れていた( ̄▽ ̄;)
三つの真っ暗なトンネルを通り抜け、橋の脇からクライムダウン。
河岸歩いて岩に到着。おおよそ20分くらい。話しながら歩けばあっという間だが、毎度ながら少々疲れるアプローチだ。
初段トライ
トーマの目標課題、大猿回し(初段)。
ブロックが飛び出したような3D形状の強傾斜を、フックを駆使してトラバースしていく人気課題。
足元が空洞になっていてスメアが困難で、横向きで耐え続ける力がないと登れない。
ちなみにトーマは大猿回しを年末に一度トライしにきていたようで、初日は惜しくも敗退したらしい。
全ムーブバラせてるから今日は絶対決めると朝から自信満々だった。
ホールド確認しつつウォーミングアップ。
最初のトライ。
まだヒールフックが不慣れで、若干ズレたり踵立ってたりで効かせれてない。
それでも持ち前の上半身パワーで、プルプルしながらも一手一手進んでいく。
なんと早速 核心こえた!
しかし垂壁面のカチ取り失敗してフォール。
めっちゃ惜しい!次で絶対行ける。
と思いきや、2度目のトライは出だしの左ヒールがズレ続けて全く動けずフォール。
テクニックがまだまだやなw
後半パートが若干不安そうだったので、一緒にあーだこーだやってムーブ安定させる。
3度目のトライ。
急にヒールが安定して下部をスムーズにこなす。
核心突破。
さっきまでの不安定さは何処へやら。
垂壁面のカチを完璧に捉えた。
右手サイドに寄せて左カンテを叩く。
もういっちょ左手送って、ダイナミックにリップを叩く。
奥のガバを持った直後に足きれておお振られしてた( ̄▽ ̄;)
なんとか立て直してトップアウト。
初の初段おめでとう!!
記念に動画も載せておこう。
お茶濁し
熱いトライを観て僕も少し昂ったので、隣の飛猿(三段)をトライした。
(動画消しちゃって写真なし)
万歳して右手カチ左手アンダーピンチでセパスタ。深い足で遠いリップにランジする一手もの三段。スタート位置高すぎてマット2枚重ねないと浮けず、離陸からしんどい。
気持ち入れて浮いてリップにランジするも、全然届かない。何回やっても5センチくらい足りない。
あっという間に右手のカチ力もっていかれて敗退!病み上がりで適当に触る課題じゃなかった。
トーマが猿の神(初段)をトライ。
ルーフスタートで手も足も悪く、出だしに強度が詰まった短しい系課題。
スタート頑張ってるのを眺めながらベースブレッドを食す。
じっとしてたら寒すぎたからセッション開始。
猿の神は2年前に登ったはずだが、スタート悪すぎて初手で落ちまくる。
トーマは徐々に初手取り安定しつつあったが、マシンガントライしすぎて上腕二頭筋終了してた。
2人揃ってド敗退。精進しますε-(´∀`; )
帰る前にオズ(四段)をお触り。
当たり前だがめちゃくちゃ悪い。
スタートは足位置決まったら安定して浮けるようになったが、初手取りの強度が耐えれない。
二手目はできた。三〜五手目はムリ。
げ、元気な時ならもっと戦えるんだからねっ!
最後に上部パートやって、気持ち良くマントル返して終了。
暗くなる前に撤収して帰路に着く。
なんか段クライマーっぽい顔してる。。
帰りも宝塚北SAでパシャリ。行きとはオーラが違うぜ(真顔)
マイチキ
宝塚北ICから三木小野ICまでちょこっと高速走って加古川のマイチキへ。
This is my CHICKEN。
僕の大好きなチキンバーガー屋。
トーマの初段祝いは此処と決めていた。
オーダー済まして着席。この顔である。
バーガーとポテトに囲まれてご満悦。
喜んでくれて良かった。
インスタでアンケートとった結果。
今日から君はハンバーガーだ。
1月限定のすき焼きバーガーも美味すぎ。
定番のカラナゲセット(アボカドソース)で満腹です。
まとめ
また1人新たな初段クライマーが生まれた。
クライミング歴4ヶ月で初段完登は半端ないって。
フレッシュで勢いのある若者と行動すると元気もらえる。僕も頑張ろう。
まだまだ成長しくいくトーマの活躍をお楽しみに!
最後まで読んでくれてありがとうございました。それでは皆さん、良きクライミングライフを!
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