気付けばクライミングに出会ってから10年が経ち、ようやく体が登り仕様になった気がする。
もともとインドア派で本気でスポーツに取り組んだ経験もなく知識もなかったので、7.8年はただガムシャラに登っていた。
そんなだから少し成長したと思えば何処かしら痛めたり骨折したりして、二歩進んで一歩戻る(三歩戻ることもある)クライミングが続いた。
ここ数年はやっと自分の体のことが分かってきたのか、はたまた指が強化されて保持力も少しずつ上がってきたのか、大きな怪我もなく登れるようになった。
触る課題の強度が上がったこともあるが、連登続きでは回復が追いつかなくて全然成果出ないし、そもそも負荷が高すぎてマシンガントライできない。
限界強度の課題を登るとなると、体の調子を整えてからトライしないと戦えないから自然とレスト日も増える。
さらにレスト日に1日ボーッと動画を観て終わってしまうと、レスト明けに体がダルくて動きが悪く調子が上がってくるまでに時間がかかる。
なので少し外に出て歩いたり、隙間時間でストレッチしたりマッサージガン当てたりストレッチポールで背中をほぐしたり、少しばかり体のケアを意識するようになった。
そして11年目にして学んだ最も重要なことは指ケアだった。
そんな事は出来て当たり前だと言う人も多いだろう。
しかし僕はずっと指ケアを怠ってきた(というか重要視できてなかった)ので、指皮の薄い状態が続くことが多かった。
レスト日を増やしてもケア不足だと中々回復しない。
皮が薄くて調子が悪いと、生まれつき指皮が弱いタイプだからだと言い訳ばかりしてきた。
周りから見ると滑稽だったろうな。
このままでは良くないとようやく気づき、指ケアをするというごく当たり前なことを今年の目標に決めた。
指皮の段差をヤスリで削り、指コロマッサージして、メモAを塗って寝る。
これだけのことだが、意識するようになってからは回復力が全然違った。
今までよりも1日2日皮の回復が早くなった感覚だ。
1番酷使している指のケアはマジで大事。出来てない人は今すぐやったほうが良い。
ストレッチやマッサージするにしても何のためにするのか、一つ一つの意味を考えて行動できればまだ伸び代はあるなと感じた。
意味のあるレストをして体を回復させる。
1番酷使している指を労る。
継続していこう。

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