略奪と宵月リベンジ。西之川ボルダー&裏西之川。

ムーブ解説

どうも、つぼっちです。

2月に敗退した西之川の略奪(二段)と裏西之川の宵月(三段/V11)が悔しすぎたので、ソロでリベンジしに行きました。

西之川ボルダー

瀬戸大橋以外下道走って11時にオロナマントルエリアに着。車の脇で外の空気吸いながらラジオ体操して体をほぐしてから、スノーアタックの岩へアプローチ。

前回上部が染み出しでヌメヌメ敗退した略奪からトライ。岩の状態を触って確認すると、いい感じに乾いてる。多少染み出してはいたが、チョークを軽くのせるだけでほぼ乾いた。これは勝つる。

早速マットを上部核心の下に二枚だけ敷いて、ホールド触りながらムーブ再構築する。前半はガバが続くのでアップしつつ一撃狙い。気持ち昂りすぎて力んでんな〜と思いながら取り付く。

1stトライ。ガバゾーンから動きが悪く消耗してしまう。そして核心パートの右ヒールでクロスするムーブがバランス取れずにフォール。パンプした〜。

流石にアップで一撃狙いは欲張りすぎたか。第一パンプが治るまで暫くレスト。

張りがとれてきたところで2ndトライ。今度はスムーズにガバゾーンを越えて上部へ。そのままいけると思いきや、やはりクロスムーブがしっくりこずパンプ。なんとか保持ってリップ前のガバポッケ取りを狙うが、ヨレきってて手が出せずにフォール。。

これは良くない、ムーブ変えよう!

前回ヤッちゃんがクロスで登ったのをみてムーブ固まっちゃってたけど、僕は普通にスローパー抑えてマッチするほうが合うんじゃないか?レストがてら核心パートをオブザベし直すと、やはりそのほうが登れるイメージが出来た。更にガバゾーンも無駄を省けるムーブを思いついた。

イメージが完全に噛み合って集中状態に入る。

3rdトライ。気付いたら上部に到達。スローパーを重心落として抑えこんでマッチ。譲り合って右手で良いとこ持てて核心突破。一呼吸してからガバポッケを捉える。手に足ヒールしてリップを叩き、一気に体を返してマントル。リベンジ成功!

スノーアタック岩を端から端まで堪能できる贅沢な課題でした♪

なんだかんだ2時間掛かってしまったので、全力でブラッシングして(ホールド多すぎて磨くの時間かかる)、足早に車へ戻る。

今回本命の宵月をトライするため、ベースブレッドを1つ食べながらエリア移動。

裏西之川

ササっとアプローチこなして岩の前に立つ。宵月は前回、刹那(四段)をトライした後に触ったのでヨレていたのと、雨がパラついて湿気で状態が悪くて敗退した。好き系だっただけに悔しくて、ムーブ忘れる前にリベンジに来た次第である。

マット1枚とサブマット1枚を敷いて、ムーブ思い出しながらホールドにチョークをのせる。この岩質はチョークがのってなかったらツルツルすぎて全く持てないが、のせると急激にフリクションが上がるから面白い。

宵月はスローピーなコンプレッションとデッドが連続するパワフルな課題で、一手一手の強度が高いのでいつ落ちてもおかしくない。まずは各パートを思い出しながらバラしていく。

【初手】ルーフ面に入り込み、左手アンダーピンチ、右手ナルいアンダーで離陸して、右手で遠いスローパーにデッド。

【二手目】左足ヒールフックして左手ガバアンダーに寄せる。

【三手目】足を細かく動かして左奥にステミングして、右手を棚スローパーに寄せる。

【四手目】左足を体の前にもってきて右足開き、左手でサイドカチポケットピンチ(要素多すぎ。でも持ったら分かる)をデッドで取る。薄いアンダースローパーを中継して送るムーブの想定だったが、フレッシュな状態でやってみると直取りのほうが安定することが判明。

【五手目】右足をハイステップヒールして、右手で恐ろしく遠くてブラインドになっているスローパーに全力デッド(ここが核心!)。

【六手目〜】左足フラッギングして、左手を細かいカチに寄せて、右手を送る(繊細なパート)。体を上げながら左手で親指の効く棚を持ち、立ち上がってガバを取る。

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ガバに立ち、苔苔のスラブをトップアウト。

よし、完璧だ。あとは繋げるだけだ。

意気揚々と通しトライを開始するも、強度が高くて何度も跳ね返される。繋げるとサイドカチポケットピンチが上手くハマらなかったり、ブラインドスローパーを外したりして中々決めきれない。

1トライごとにレストしながらトライしていたら、まさかの小雨が降り出す。焦ってトライしたら案の定落ちたので、落ち着いてリップに服を被せて濡れないようにガード。頼む、やんでくれ…!

祈りが通じたのか、10分程で雨止んだ。良かった〜。

通り雨のおかげで気合いが入り、次のトライでブラインドスローパーを若干外しながらも何とか耐えて、右横腹攣りながらも上部こなしてガバに立てた!

あとはトップアウトするだけやと喜んだのも束の間、苔が水分含んでて滑りまくる。しかも上部にいくほど傾斜が立ってきて命の危険を感じた。直上は諦めて右にトラバースしてから道路までトップアウト。

登れて良かったー!V11の完登は嬉しい!動画上部でトラバースしてるのが見切れてたのはショック。

再度アプローチを下り、岩を眺めながら余韻に浸る。まったりレストしながら勝利のベースブレッドを1つ食す。

時刻は15時。早めにミッション達成できたので登る時間がまだ3時間もある。

という事で、山の中にある神羅(三段)を探しに行く。マットは持たずザックだけ背負って登山道へ。開拓者のトニーさんに聞いていた目印を頼りに暫く歩き、迷いつつも岩を発見!

めっちゃカッコいい。強傾斜でデカくて流石に1人では危なそうなので、また誰かと来よう。

周りにも巨岩が折り重なっててポテンシャルが凄い。

下界に降りてエリア移動。5分くらい奥に走り広いスペースに駐車。狼狽(四段)を記念受験します。

そしたら岩の前に人影が。なんと先日、宮川で初めて会ってお話ししていたマルタニさんだった。しかもあと少しで登れそうらしい(強杉)。

ムーブ教えてもらいながら触ってみるも、ルーフでスタートアンダーで足悪くて離陸が出来ない。宵月でアンダー筋が終わってる予感。何度かやってたら離陸できて手が出せたけど、止まる気配なし。

心が折れてコンビニで買ってたスイーツを頬張りながらマルタニさんのトライを観戦。

スラブ面に立ち込めたら終わり?の直前で足抜けてフォール。惜しい!

夕方になり少しずつ暗くなってきた。帰る前に柊(三段)も触っとくか。

マルタニさんと別れてエリア移動。

ツトムの岩

マット1枚担いでアプローチ。ツトム(初段)の裏面に柊はある。少しだけ触ったが、これまたアンダースタートで離陸すらできず終了。もうアンダーは無理じゃ〜。

後半のカチ持って足振りパートもやってみたら昔より保持れてリップまで取れたので、柊狙いで行けば登れるかも。

終盤は何もできずに終わったけど、目標の略奪と宵月登れたし、神羅も見つけれて良い1日だった。

上機嫌で下道走って帰りましたとさ。

まとめ

西之川は見栄え良くて取っ付きやすい課題が多いから通いがいのあるエリアです。

初段が戦えるようになると間違いなく楽しめると思うので、まだ行ったことのない人は是非登りに行ってみて下さいね!

僕もまだまだ課題残ってるのでちょこちょこ通います。

〆に略奪トライ中ふと空見たらえぐい量の花粉が飛んでた写真貼っときますね。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

それでは皆さん、良きクライミングライフを!

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