どうも、つぼっちです。
Bon常連のハヤトと2人で徳島県の立川ボルダーへ登りに行ってきました。
今回1番の狙いはパンセ(二段)。今まで本調子の時に触らず(ヨレてから触ったり状態悪い時に触ったりして)、何日も敗退していた。見栄えも良いしムーブも面白い課題なので、そろそろ決めときたい。
水島ICから高速道路に乗り、瀬戸大橋を渡って徳島方面へ。
以前は徳島市街の手前で高速が終わっていて毎回渋滞に巻き込まれていたが、いつの間にか街を抜けた辺りまで道が伸びていた。混み合う道をスルー出来るおかげでエリアに早く着くようになったので有難い。
勝浦町のラスコンでトイレと食料調達を済ましてからエリアへ向かう。
いきなりパンセのエリア行ってもパンセと小男鹿(三段)以外完登済みなので、アップも兼ねてまずは竹林エリアへ。最近若干流行ってる?不惑(初段)と、昔ちょっとだけ触って敗退していた、月のかけら(二段)を触ります。
竹林エリア
簡易トイレの設置された駐車場に停めて、隣の駐禁スペースの脇からアプローチ。少し急な坂道をクネクネと降りていくと、名前通りの竹林が広がったエリアに到着。真っ直ぐ川沿いに出ると下流エリアだが、今回そっちには行かず左方向へ。
竹の隙間を縫って少し歩くと不惑(初段)の岩に到着。不惑はどっ被りのハイボル(高くて落ちたら危険な岩)なので、いきなり取り付くにはメンタルがきつい。
まずは向かいにある対面(3級)でアップする事に。適当にマット敷いてシューズ履いて早々に取り付く。思ったよりホールドもバランスも悪くて2.3回ガチ落ちしてからの、手に足ヒールを見出して完登。
この課題はポップな見た目とは裏腹にシブくて悪かった。所謂お買い損だが、面白いのでオススメ。
ハヤトはどハマりして落ちまくる。もう少しで登れそうだったが、対面で体力と指皮を捧げては後に響くと諦める。
そんじゃ、不惑やりますかー。
二段重ねになったどっかぶりの岩の左カンテを登るハイボル課題で、下部で落ちたら下の岩に激突、上部で不意落ちしたら怪我の可能性があるメンタル課題だ。飛び降りても大丈夫なようにマットを二枚敷いてトライ開始。
二人で入念にオブザベしてから、まずは僕がフラッシュトライ。
下の岩のスラブをトントンとよじ登り、緊張しながらもスタートに取り付く。すると一手一手が思ったよりポジティブで気付いたら上部に居た。リップ前のホールドに手を出そうか迷ったが、既に結構な高さの為、怖くなって飛び降りてしまった。あそこより上からは不意落ちできない。
続いてハヤトのフラッシュトライ。
やはり手が良いのでスイスイと高度が上がり上部へ。僕が出せなかったリップ前のホールドを止めた。どうやらガバだったらしい。そのままリップをマッチして一撃か?と思いきや、マントルが一癖あるようで突っ込めずに降りてきた。
リップ前までクライムダウンしたら飛び降りても大丈夫だな。
焦らずにムーブを再構築して、気持ちを落ち着かせてから2ndトライ。
ホールド分かれば特に問題なくリップまで到達。奥を覗き込むと、確かにホールドが見当たらない。リップ周辺の狭い範囲しか掃除がされてなくて周りは自然に帰っているのでやな感じ。ムーブ定まらないまま左手で奥のスローパー抑えて、左足ハイステップヒール決めてグニュっとマントルを返す。バランス悪くてヒヤッとしたが無事完登。
怖かった〜。
僕がリスキーなマントルを返したのを見て、ハヤトが意気消沈。やめとこうかなと言い出したのでリップ奥の掃除をしてあげる。そしたら右奥にガバカチが出てきた。右ヒール上げれるようにリップも綺麗にした。
さらに裏から岩の上に誘って、一緒にリップのホールドを確認して落ち着かせる。そしたら、もう一回だけっすよ〜と、渋々と2ndトライ。
もはや梯子状態で易々とリップに到達。奥のガバカチ持って右ヒールで綺麗にマントル返してた。やって良かったね。というか、僕もリップ掃除してからトライすれば良かったw
高くて怖いだけで、強度は2級くらいに感じる課題だった。
続いて 月のかけら(二段)をトライ。竹林エリア看板課題の竹取物語(1級)がある大岩の左面、小ぶりなサイズの短しい課題だ。
最近トライされていたのか使えそうなホールドにチョーク跡が残っていた。持てそうなの色々ありすぎて逆に迷う系かな。
とりあえずマット敷いて取り付く。離陸して右ヒールして、右手で1番持たれてそうなサイドホールドを取る。右足に乗り込んで左手を出そうとするも、バランス悪すぎて動けずフォール。
やっぱ二段は二段じゃ。
ハヤトも果敢にトライしていたが、初手取ってから動けずにフォールを繰り返していた。
それから暫く色んなムーブを試す。その結果たどり着いたのは、右手で高めのアンダー気味のカチピンチを摘み、左手デッドで誰も使ってなさそうな左奥のサイドカチを抑えるムーブ。これなら挟み込んでコンプレッションで耐えれるし、上体あがるのでもういっちょ左手送りでリップを叩ける。リップを叩いた瞬間に体が引っ張られて右手が抜けるのが核心か。
テンション上がってマシンガントライしていたので一旦レスト。時刻は正午を回っていた。
パンプが取れてきたのを見計らってスマホの動画をON。
若干体が冷えて1回落ちたけど、次のトライでリップが止まって完登!
最後はいい感じに力抜けてて重心落とせたな。短しい系は登れてしまえば簡単に感じる不思議。
ハヤトはしっくりこず諦めてたので、ブラッシングしてエリア移動。
パンセエリア
メインの駐車場から車で10分ほど奥に走り、道路脇のガードレールが広がった辺りが駐車スペース。
そこからアプローチ入り口まで荷物を背負って歩くと距離があってしんどいので、一旦エリア横の広いスペースまで車で進み、荷物だけ下ろしてUターンして戻って駐車するのがお勧め。
気温20度近くあって全然寒くないのに、ハヤトは何故かアウターに手袋と着込んでいた。
廃屋?古屋?の横から踏み跡を辿って川沿いへ降りる。岩を伝って(飛び石って程でもない)対岸へ渡るとエリアに到着。近くていいね。
無題(8級)と金長(2級)の岩の間を潜って振り向くとパンセ(二段)、小男鹿(三段)、MNK(1級)があり、奥に、いかつぼ(初段)とたこつぼ(2級)の岩がある。
課題がコンパクトにまとまっていて、岩に囲まれていて木陰もあるので非常に居心地が良い。
竹林エリアでアップはしっかり済んでいたので、早速パンセをトライ。前回敗退した時の動画を見返していたのでムーブはバッチリ。
初手は左足ニーバーでちょいデッド。核心の2手目のデッド(ランジ?)で何度か落ちながらも精度上がってきて、数トライで棚止めに成功。おつまみピンチもデッドで止めて上部へ。
ここからは初見で、オブザベしたムーブを落ち着いてこなす。リップを叩いたらホールドなくて焦ったが、探ってたら左足に重心のって立てた。リップの奥に僅かな掛かりを見つけて、ハイステップでマントル。登れたー!
何日も敗退して苦手意識が強かっただけに、登れて嬉しかったな。
ハヤトは初手取りにどハマりして中々高度が上がらなかったが、夕方にようやく解決して核心の2手目へ。今度は核心が止まらなくて苦戦していた。
それを応援しつつ、僕はパンセsd(三段)をトライ。左足で踏んでいた棚からスタートして、悪いホールドを繋いで合流する課題。
ムーブをバラせて繋げた頃にはヨレてしまい、核心止めてからのおつまみピンチに手が出せず敗退。。
ハヤトも核心が止まらないまま、日が隠れて暗くなってきたので終了〜。
ブラッシングして帰路に着く。
コンビニだけ寄って岡山に帰ってから、すき家で牛丼食べて解散。
まとめ
2023年になってから成果が少なかったけど、この日は色々登れて嬉しかった!特にパンセは思い出深い課題になりました。
パンセsdと小男鹿はまたいずれ。そういえば現地妻(三段)も敗退してるからリベンジせねば。
まだまだやる事盛りだくさん。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
それでは皆さん、良きクライミングライフを!
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