天狗山ボルダーでエンクラ。天邪鬼(初段)セッションが楽しすぎた。

エリア紹介

どうも、つぼっちです。

先日、お久しぶりのスエさんと天狗山へ登りに行ってきました。

玉野ボルダリングエリアVol.2にて新しく追加されたエリアで、深山の向かいの山ということもあり岩質はほぼ同じ荒い花崗岩。

王子が岳よりも傾斜があったりホールドが顕著でフィジカリーな課題が多く、スラブ垂壁の何もない系が苦手な人も楽しめるんじゃないでしょうか。

ただ超ガビガビで指皮の消耗必至なのと、大体リップ何もないのは覚悟して下さいw

あと公開されたてでホールド欠けやすいので、不意落ちには気をつけましょう。

僕が初めて天狗山に行ったのは去年11月で、1人でレストがてら全部の岩を見て回り、エリア最奥地の岩を少し登りました。

港(1級)は気合いのマントル課題で面白かったのでオススメです♪

当時はまだ天狗山に来てる人が少なかったのかアプローチがイバラだらけで、モッキンバード(1級)のある岩を見に行ったときに棘がズボンに引っ掛かって破れたのは良い思い出。

ヒッピーツリー✖︎ジミーウェブのパンツが(´;ω;`)

お気に入りだったのに…(泣)

ハッ!

話が脱線してしまった。失礼しました。

それでは本題。

2度目の天狗山。2023/2/11

駐車場は玉野スポーツセンターからもう少し南下した辺りのトイレがある駐車スペースに停めましょう(深山の南エリアもこの駐車場から上がれます)

駐車場から直接エリアに上がる道がありますが、初日そこから上がったら予想以上の急勾配と遠さで疲れ果てましたε-(´∀`; )

帰りに南側の道から降りてみたらそっちの方がかなり早く降りれた。

という事で今回は国道30号線沿いを少し歩いて、南側の登山口からアプローチ。

予想通りスムーズにエリア着。マッコー(二段)とかの岩が狙いじゃなければこっちから上がるほうが近いし楽です。

スエさんが初の天狗山だったので、まずは案内がてら他のエリアの岩も見て回る。

前日雨降ってて乾くか心配だったけど、晴れて風も吹いてたおかげで岩はパリパリ♪

気温も寒すぎずベストコンディション!

一通り見て回ってから、この日一番の狙いである天邪鬼(初段)があるエリアに戻る。

展望岩の上で一息。

居心地良すぎてまったりモードになりかける。

いかんいかん、せっかく来たし登ろうぜとアップ開始。

最初に触ったのはザク(3級)とグフ(3級)。

どちらも出だしの手と足が乏しく、スタンス見極めて上手く立たないと滑り落ちそう。

大袈裟にヒーヒー言いながら(結構ガチ)登る。男2人でキャッキャすなw

易しめに感じたがお互い成長しているのだろう。

続いて触ったのはドム(初段)。

明らかにホールドなくて難しそうだ。

トポに右のスラブ(グフのほう)には逃げずに登ると書いてあったので、そのイメージでオブザベ。

右カンテ抑えて左上の何か抑えて右カンテに足上がれば終わりかな?そんな簡単にいく訳ないけどw

それ以上は考えてもわからないので、使えそうなフットに適当にティック付けてからトライ開始。

スタートからムズい。右手はガバめなサイドカチだが、バランスが悪く、右足を上げるのに一苦労。

スエさんがガバ足発見して離陸するも、1トライで欠けて無くなった( ̄▽ ̄;)

仕方なく少し悪いスタンスで離陸。上手いことバランスとって右足ガバ棚に上げれた。

そこから右カンテをパシパシ叩いて上がりたいが絶妙なバランスの悪さ。何トライか試行錯誤してたらバランス分かってきて、右カンテ抑えるとこまできた。

でもそこからが核心で、シビアなフットを左足で捉えて立ち上がれないと、左上に手が出せない(´∀`; )

ハンドホールドが鋭利すぎて指皮エグいぐらい削られるからテーピング巻きまくってトライしてたけど、流石に持てなくて落ちまくり敗退!

スエさんも惜しいとこまで行ってたけど指皮削れて持てなくなり諦める。

それじゃあ天邪鬼やりますか〜。

二段重ねになった岩の真ん中を直登する初段。

絶対オモロいやつ。

落ちそうなところにマット敷いてトライ開始。

スタートが意外としっくりこなくてモジモジしながらも、ここかな〜ってとこ持って離陸。

海老反りしながら立ち上がり右手を伸ばす。それらしきガバに手が届いたけど、はき出されそうでやな感じ。バランス決まらないままアタフタしてフォール。下部が予想よりどガバじゃなかったけど慣れたら問題なさそう。

お次は中間部。トポ写真と同じように右足ヒールフックしたいけど、左手はどこを持つべきか。左奥にガバがあるな〜でも結構遠くて思い切れない。手前の膨らみを叩いてみるも悪すぎて動けずフォール。

スポンサーリンク

そしたらスエさんがデッドで距離出してガバ取り成功!

右手にヒールして右手をサイドに寄せて、乗り込…めなーい!

どうやらここからが核心らしい。

僕も続いてガバ取ってヒール成功。思い切って乗り込んでみる。左足がルーフ面に吸い込まれて体上げるのがめっちゃキツい。何度か落ちたあと、思い切って全力で乗り込みながら右手でリップを叩く!

何もないやないかーい!周辺をペシペシ叩くもホールド見つけられず飛び降りる。

そこからしばらく迷走タイム。2人であーだこーだ言いながら色んなムーブを試すもしっくりこず。

右足で踏めそうな粒発見して、それ踏んでリップにデッドしたら1発で弾け飛んで無くなったw

お次は左足で踏めそうな膨らみを見つけたので試してみる。左足それ踏んでから右ヒール。両足で真っ直ぐ立ち上がりリップを叩く。すると今までで1番奥まで右手が伸ばせた!

それでも保持感しっくりこずモジモジ。左足をフラッギングして無理矢理デッドで左手寄せる。なんとなくスローパーっぽいへこみに左手ハマった。

ハァハァ言いながら右手を右奥に送る。必死にホールドを探すもしっくりこない!

全力でへばり付いてたけど力尽きてフォール。。。

出し切りました_:(´ཀ`」 ∠):

ヨレすぎて心が折れかけたが、もう少し時間残ってたので大レスト。20分くらいレストしたらパンプ治ってきたので、リップの処理方法を入念にイメージしてから本気トライ。

下部をスムーズにこなし、左足形状踏んで右ヒールをかける。思い切り立ち上がってリップを叩く。まだそんなにヨレてない、イケるぞ。フラッギングしながらデッドで左手スローパーに寄せて、右手を右奥に送る。形状が膨らんでいて見えないが二本指が何かに掛かった。ヒール解除して掻き込みにして、落ち着いて立ち上がる。左足ハイステップしてマントル。

登れたー!よっしゃー!

嬉しすぎてしばらく岩の上ではしゃいでたw

スエさんもラストトライでリップマッチするまでいくも、力尽きてフォール。惜しかったー。

日が傾いてきて残り時間もあと僅か。

最後に、巧みのチッピング(2級)をオンサイトトライさせてもらった。

芸術的な凹凸に走るチッピング(工事跡)のガバスタート。超ハイステップで手に足して絶妙なバランスでマントル返して立ち上がる。

上部のスラブはそんなに悪くなさそうだったので全然オブザベしてなかったが、思ったより垂壁ちっくでホールドが見当たらない。

一気に緊張度が増す。

ガバに立ったまま探ってたらなんとなく保持れるジブカチとギリ踏めそうなフットを発見。片足あげて乗り込もうとするも、手汗止まらなくて何度も足降ろしてモジモジ。

まさかの長編動画になってしまった( ̄▽ ̄;)

結局最後は全力で保持して左足信じて乗り込んだ。右足上げたら何もなくて、全力で挟み込んで手を奥に伸ばす。なんとかガバを捉えてトップアウト。

スタートのポップさに騙されて気軽に取りついたら悶絶するやつでした。オンサイトできて良かった。

動画見返したら5分くらいかかっててワロタw

すっかり日が傾き暗くなる目前だったので、急いで片付けて下山。無事に怪我なく帰ることができた。

まとめ

天狗山は被っててホールドあってフィジカリーな課題が多いので、スラブ垂壁の渋い課題が苦手な人も楽しめると思います。

顕著なホールド握って足で抑え込んでボディで距離出すみたいな今風な動きも出てくるから花崗岩苦手意識ある人も登りに行ってみて欲しい。

あと久々にスエさんとボルダーセッションできてめちゃくちゃ楽しかった。のんびりと岩場を満喫しながら初見の岩をあーだこーだ言いながら緩くセッション、最高です。

最近は高グレード1本勝負でメンタルバトルみたいな遠征が多かったからリフレッシュできました(´∀`*)

天狗山には登りたい課題が沢山残ってるから、また近々遊びに行きます。

最後まで読んでくれてありがとうございました。それでは皆さん、良きクライミングライフを!

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました