どうも、つぼっちです。愛知クライマーのマルコメさんと同行者の方々(ミネさん、イノウエさん、マミさん)と、徳島某所で現地合流して登ってきました。
このエリアはシークレットなので場所は公開出来ませんが、倉敷から瀬戸大橋以外、下道でのんびり走って2時間半で着くのでかなり近いですね(感覚バグってる)
このエリアに行くのは1年前に追憶を登った時以来で、宿題になっている八雲(四段)や、触ったことのないオロロ(三段)が気になっていたので楽しみに向かいました。
それでは早速書いていきます。
出発と遭遇
6時に家を出て児島ICへ向かう。
高速乗る前にコンビニ寄って、駐車場にバック駐車してふと前を見たら、見覚えのある顔が。
Bon常連のヒラちゃんが偶然にも向かい合って停まっていて、こちらに手を振っていた。
そういえばソロで奥物部行くって言ってたな。
ちょうどすれ違いで出発するところだったので、少しだけ話してお別れ。
まさかここで遭遇するとは思ってなかったので驚いたが、朝から人と喋れて気が和らいだ。
ヒラちゃんは奥物部にサウンドレスワールド(三段)狙いで通っていて、登れそうで決めきれないトライが続いていた。この日も弱気になっていたので微力ながら鼓舞しておいた。
コンビニで用事済まして高速へ。瀬戸大橋渡って坂出北ICで降りる。橋から眺める瀬戸内海の景色といつもの道、慣れたものだ。
あとはのんびり下道走って、コンビニ寄りつつエリアに到着。予定より30分ほど早く着いたため、先にアプローチして待つことに。
どの岩でアップするか考えながら歩いていたら、力士(二段)の岩が目に止まった。万歳スタートでマントルを返している動画を観たことがあったので、同じスタートでやってみる。
離陸して奥ペシペシして、ハイステップしてマントル。え?簡単すぎない?3級くらいに感じた。
流石にこれで二段登れたとは言い難いので、もっと下から登り直す。
セパスタで適当なカチを握って離陸。右手でスローパーを叩こうとした瞬間に左手が抜けて、予想外に振られてマット外にお尻で着地。
左ケツが爆発したw
暫く悶絶してたら痛みが引いてきた。幸いな事に打ち身程度で済んだようだ。気を取り直してもう一度トライ。
さっき持ったカチよりも右下にホールド見つけたので、左手マイクロカチ、右手サイドスローパーで離陸。万歳スタートに合流するのでヨレてリップで落ちそうになったが、気合いでマントル返して完登!
スローパー&漢マントルは好き系だった。手軽に触れるので是非やってみて欲しい。
いきなり力み過ぎてパンプした〜。
マットに寝転び日向ぼっこしていたら、マルコメさんから到着したと連絡があり追憶の岩へ合流しに行く。
みんな遠征3日目(雨でジムからの、奥吉野からの、徳島某所)ということでお疲れだが、まだまだやる気満々のご様子。
またまた偶然、色々な岩場で会った事のある鳥取クライマーさんも追憶(三段)を登りに来ていて話すことができた。
ダイヤモンドセッション
愛知クライマーの皆さんと挨拶済まして、何から触るか話し合う。まずはダイヤモンドフェース(初段)でアップすることに決定。
既に完登済みのマルコメさんと僕は、右ラインのダイヤモンドフェースダイレクト(二段)なるもので遊ぶことに。
ダイレクトの存在自体知らなかったが、①独立したスタート②初段のホールドを1つだけ使う③直登してトップに抜ける。三つの情報を頼りにトライ開始。
スタートは右の方にワンハンドサイズの水平カチを見つけたので、とりあえずそれでやってみる。
折角なら初段のラインに全く被らずに登れないかと探ってたら、右上に持てそうな形状があったので持ってみたが、全然持てなかった。本気で保持ればなんとかなりそうな気もしたが、後ろにある岩が怖いのと、そこから上がホールド見当たらないデッドスペースになっていて諦める。
離陸して左上にある左サイドカチを持ち、クロスで悪い右サイドカチを保持り、右足をスタートに上げる。右カチ若干効かしつつ、ポジティブなカチピンチにデッド。この三手目が核心だった。恐らくこれが初段でも使うホールドだろう。
あとはポケット状のガバスローパーを繋いでトップアウトするが、初見はリップ前のホールドを持ったら砂砂すぎて怖くなり右に逃げてしまった。
それを見たマルコメさんが上部を掃除してくれたので、次のトライでど真ん中を抜けることができた。
下部にムーブと強度があり、上部はガバを繋いで岩の一番高いところを抜けれる気持ちの良い課題だった。
正直最初は限定課題か〜とあまりやる気になっていなかったので、マルコメさんが誘ってくれないとこの課題の面白さに気づけなかったと思う。感謝。
マルコメさんも次のトライでサクッと完登。
ミネさん、イノウエさん、マミさんの3人は初段の下部に苦戦中。
みんなでムーブを出し合って解明されてきて、マミさんが1抜け。リードもされているらしく、上部で落ち着いて休みながら一手一手進んでいくのを見て勉強になった。
他にも色々触る予定なので、みんなで追憶の岩に戻る。
星霜の応援
イノウエさんとマミさんが星霜(初段)をトライ。ミネさんは鳥取クライマーさんと追憶をトライ。
追憶は僕が去年登った時よりもランディングが下り、カッコ良さが増していた(怖さも増しているだろう)
老衰(二段)は下地が下がって川になり、ウォーター課題になっていた。
岩全体が見渡せるところにサブマット敷いてレストしつつ応援。
イノウエさんが星霜を入念にオブザベしてから、全く危なげなくサク撃していた。マルコメさんに聞いたらボルダー四段、リード5.13を登っているとの事。納得の強さである。
マミさんも好感触でトライ続行するみたいなので、イノウエさんと2人で別行動して八雲(四段)を触りに行くことに。
八雲セッション
10分ほど川沿いを歩いて対岸に渡り、存在感抜群の岩に到着。被った巨岩の左下、最もルーフになっている面を貫いて登るのが八雲だ。
出だしに強度が詰まっていて、中間部以降はムーブが決まっていれば落ち着いてこなせるパート。上部はロックンロール(三段)と合流で、絶対に落ちれないハイボルパート。
僕は数年前に触ったことがありなんとなくムーブを覚えていたので、まずはイノウエさんのオンサイトトライ。
左手アンダー、右手棚でスタート。奥の悪い足で離陸して初手に手を出すも、足が抜けてフォール。初手から普通に悪い。
その後は2人であれこれ言いながらムーブをバラしていく。イノウエさんはあっという間にバラシ完了。ホントに3日目なのかと疑うほどに強い。
僕は三手目がしっくりこずに足止め。みんながやってそうなキョンムーブが股関節硬くて出来ない。。仕方なく正体で遠いデットを止めようとするも激悪。何度もトライして一回だけ止めることに成功。
そしてまさかの四手目も股関節硬いせいで、手に足トーフックが出来なくて泣いた。トー出来たらスタでガバ取りが出来るのに、大ランジかますしかない。出来なくはないが強度上がっちゃうよね〜。
登れはしなかったが、数年前よりは闘えたので少し嬉しかった。
イノウエさんはレスト挟みながら通しトライを何度か繰り返すも、惜しくも決めきれず敗退。次回フレッシュな時に触ったらサク撃ですね。
マルコメさんとマミさんが移動してきて合流。マミさんは星霜も登れたようだ。
八雲のすぐ横にあるホフマンフェイス岩で遊ぶことに。
ホフマンセッション
イノウエさんとマミさんはホフマンフェイス(二段)、ダスティンホフマン(三段)をトライ。マルコメさんと僕は触ってなかったホフマン(1級)で遊ぶ。
折角なら1番下からやってみようとホールド探ったらダスティンのスタートよりも下に、凸角を挟むように左手サイドスローパー、右手マイクロカチを見つけたのでシットスタートしてみた。
1stトライでホフマンに合流できたが、そこからが普通に中間部悪いし上部怖いしで突っ込めずに降りる。
僕が怖気付いてる間に、マルコメさんが声出しながら上部のガバ止めて完登!先越された〜。
僕も負けじと次のトライでガバ取り成功。ヨレすぎてリップでモジモジ。プルプルしながらマントル返して完登。
ホフマンフェイスよりメンタル要素強くて難しい気がしたが、ホフマンが1級なので初段で。誰かが登ってそうだから初登か分からないけど、保持テクニックメンタル全部必要で面白いからオススメです。
イノウエさんとマミさんもホフマンフェイスを完登。ナイスです。
夕方になりタイムリミット間近。
みんなは追憶頑張ってるミネさんの所に戻るみたいなので、ここで解散。セッションありがとうございました。
オロロ記念受験
みんなと別れて、すぐ近くの岩のオロロ(三段)を触る。
情報が少なくて撃強クライマーしか登ってない時点でお察しだが、見た感じ高さもないし、狭いコンプレッション系なら嫌いじゃなさそう。
それっぽい顕著なホールドでスタートしてみる。
予想通り下部が激悪で何も出来なかったが、ヨレでなければ闘えそうな好感触。
リップ?カンテ?叩いてからのガバまでトラバースするパートはバラせた。上部はうまいことスラブ面に立ち込めたらなんとかなりそうだ。
下部のムーブを探ってたらあっという間に薄暗くなってきたので急いでブラッシングして片付ける。
早足で来た道を戻り、足元見えなくなる前に駐車スペースまで戻ってくることができた。
イノウエさんとマミさんに会えたので再度挨拶して帰路に着く。
お祝いナッシュ
余韻に浸りながら下道走ってたら、そういえばヒラちゃんサウンドレス登れたかな〜と気になりラインする。
そしたらすぐに登れたと返信が。
マジか!おめでとう!!
テンション上がり晩飯行く約束して岡山へ帰る。
ヒラちゃんの三段祝いでナッシュカリーへ。
ここは僕が10年以上通っている大好きなカレー屋さんだ。
ふわとろ(鶏肉とほうれん草のクリームソースオムライスカリー)を注文。トッピングのチキンカツは僕からのお祝い。
まだ三段登れた実感がないというヒラちゃん。日に日に嬉しくなってくるさ。
色々話しながら美味しすぎるカレーをペロリと平らげて退店。
出会いあり成果ありで濃い1日だった。
まとめ
愛知クライマーの皆さんとご一緒できて充実していたし、マルコメさんと隠れた名作セッションできて楽しかったな。
新たな三段クライマーも誕生したし良いことばかりな1日でした。
このエリアは四国特有の岩質とスケールのデカさを感じれる課題が沢山あり、素晴らしいエリアです。
まさに岩天国。最高。
まだまだ登りたい岩だらけ。次はどこで登ろうかなー!
最後まで読んでくれてありがとうございました。
それでは皆さん、良きクライミングライフを!
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