ブイブイ言わせたった!高知仁淀ボルダー。

一人旅

どうも、つぼっちです。

前回惜しくも敗退した、ブイブイ(三段)のリベンジに行ってきた。

朝4時に出るつもりが、早起き失敗して4時半に目覚める。

早出は諦めてしっかりと朝食を摂り、5時に出発。

早島から高速に乗り、瀬戸大橋を渡って善通寺で降りて、大豊まで南下して西へ。

仁淀町のラスコンに寄ってからエリアへ向かう。

大渡エリア

地走りの岩に着いたのは8時半。

ここ数日晴れていたのでパリパリの好フリクション。

まずは日向でラジオ体操して体をほぐす。

いきなりブイブイ触るのは高負荷すぎるので、近くのわけぎのかほり(2級)でアップ。

110度ほどの傾斜にポジティブなホールドが繋がっているが、下地が段差になっていて高さもありメンタル核心な課題。

数年前に一度触って、上部左抜けと思って突っ込んだら最後の棚が予想より悪く、怖気付いて降りたやつ。

後から誰かの動画を見たら右に抜けていて拍子抜けした記憶がある。

段差の下にメインマットを2枚広げて、上に足拭きマットを敷く。

緊張したがホールドがポジティブなのは分かっていたので、大丈夫落ちない、と自分に言い聞かせながら取り付く。

一手一手探りながらもスイスイと高度が上がり、あっという間にリップへ到達。

足がツルっとしていて若干嫌な感じだったが、思い切って奥叩いたらガバだった。

足を丁寧に決めながらマントルを返す。景色の良い頂点までトップアウト。

指と心を温めるのに最適な課題だった。

既に9時を過ぎていたので、足早にマットを移動する。

ブイブイ(三段)

ホールドにチョークをのせながら各パートを復習していく。岩が低くて全パート練習出来るのは取っ付きやすくて良いね。

スタートからリップまで繋がるイメージが出来たところで、一息ついてから最初のトライ。

2手目の遠いクロスデッドは上手くいったが、

右手寄せてからの、核心の右手送りでフォール。

取り先がポケット状になっていてジャストで指を入れないと耐えれない&左手の棚カチがあんまり持ててなくて抜ける&足が残るか残らないかのパツパツな距離。

全てが噛み合わないと止まらない。

前回もこの一手が取れずに落ち続けて敗退したので、ネガティヴな感情が沸々と込み上げる。

その後も何トライかするも右手取りで弾かれ続けて決めきれない。

そして気付けば11時。

徐々に太陽が渓谷の隙間から顔を出してきて、ブイブイのホールドに陽が差してきた。。

サクッと終わらせるつもりだったけど今日もダメかも…

と萎えていたら、誰かの話し声が聞こえてきた。

足音がする方に振り向くと人影が。

愛媛イッテのクライマーさん達だった。

平日で誰もこないと思っていたが、まさかの話し相手登場にテンション上がる!

しかもイッテスタッフのリュウちゃんがブイブイを触るというので大喜び。

まずはオンサイトトライしてもらって様子を見る。

やはり強度高くてムーブも分かりづらいので苦戦していた。

そろそろ頃合いかと、足位置やホールディングを共有しながらセッション開始。

ムーブ分かるとあっという間にバラし完了してた。強い。

僕は相変わらず右手送りで落ち続ける。

あと少し噛み合えば登れる感覚はあったが、正午を過ぎて気温がグングン上がってきて20℃突破。

晴天で日当たり良好。キツイねー。

焦ってトライしても望みは薄いと思い、曇ってくれるのを願いながらワンチャン夕方狙いで大レストする。

その間もリュウちゃんはマシンガントライして落ちまくっていた。さすが大学生、元気だなーw

ベースブレッド食べながらのんびり応援。

ブイブイも地走りも完登者が出ず敗退ムードが漂い始める。

すると13時を過ぎた頃に神風が吹いてきた。しかも割と強風で体感温度がグンと下がった。

これはもしやと、岩を触ってみると全然ヌメらない!

みんながまったりしてきている中、密かにやる気スイッチを入れて動画を回す。

スタートの下に潜り込み、精神統一して取り付く。

左手デッドが今までで1番上手く決まり、最小限の消耗で右手を寄せる。

足を動かしてポジション整えて一呼吸。

ブレない範囲で最大の溜めを作ってから思い切りデッド。

右手がポケットを捉えた。

足がきれてしまったがキャンパーで全力保持して耐える。

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あとは左手寄せて、右カンテにトーフックかけてオニギリ取って、

ガバを取る。

若干モジモジしつつも、マントル返して完登!

よっしゃー!!

急に核心止まって皆んなも驚いていたが、親身になって喜んでくれた。

苦手な課題が気温20℃越えの晴天で登れたのはかなり嬉しかった。

その後は暫く余韻に浸りながらみんなの応援。

地走りをトライしていた2人も惜しいトライが続いていたので、近々登れるだろう。

リュウちゃんは同じ動きを連発し過ぎて、ブイブイ筋がヨレて敗退宣言。次回サク撃だね。

ヨレも回復して折角時間も余ったので、ずっと心の片隅に残っていた宿題を登りに行くことに。

3人とお別れしてエリア移動。

B-sideエリア

駐車して道路脇の階段からアプローチ。

途中から割と急斜面になるがロープを伝って降りていく。

踏み跡辿ってトラバースして川沿いに出たらエリア着。

移民の歌(初段)

数年前の真夏にウォーター課題の、あたまとち○こ(3級)を登るついでに触って、全然カチが持たずに敗退していた課題。

短しいカチ課題は真夏にやる課題ではないw

改めて触ってみるとホールド自体はそこまで悪くないが、意外と傾斜が強く(120度くらい?)足が悪いため、見た目よりも保持力が必要な感じ。

ブイブイでカチ力を消耗していたので不安だったが、取り付いてみると思ったより持てた。

どうやら強くなっているようだ。

何度かホールド取り損ねて落ちてしまったが、少ないトライで決め切ることに成功した。

左手の遠いデッドからの、右足ハイステップして右手をデッドで寄せる2手に凝縮されボルダリーな課題だった。

巨大な鐘を横に倒したようなフォルムと周りの綺麗な景色が映えるよね。

同じ岩の流星群(2級)も気持ち良くちょいランジかまして登っておいた。

移民の歌とセットで登るのオススメ。

お次は気になっていた天国への階段(初段)

ハイボル+下地も良くない。

ソロでやる課題じゃないのは明らかだが、無理しなければ大丈夫だろうとトライしてみる。

案の定中間部でモジモジして、

怖くて上部に手が出せず飛び降りる。

取り付きの真下にあるとんがった岩が怖すぎた。

夕方になり体力も尽きてきたので、登るの終了してエリアを見て回ってから帰る。

まだまだかっこいい岩や課題が沢山あった。

また来よう。

急斜面なアプローチをハァハァ言いながら登って駐車場に戻る。

良い足腰トレーニングだ。

上機嫌で帰路に着く。

まとめ

目的のブイブイと移民の歌が登れて良い1日でした。

セッション効果のおかげです。イッテクライマーの皆様ありがとう!

大渡エリアは岩がコンパクトにまとまっていて、段級問わず名作揃いなのでオススメなエリアです。

B-sideエリアはアプローチが少ししんどいですが、ロケーション良くて落ち着くエリアなので是非登りに行ってみてくださいね♪

最後まで読んでくれてありがとうございました。

それでは皆さん、良きクライミングライフを!

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